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聖徳太子奉讃会

イベント報告 2020/02/21

 2月21日(金)、本校の宗教行事の一つである「聖徳太子奉讃会・学校関係物故者追悼法要」が行われました。


 法要に続き、宗教部長の岩見先生から、講話を頂きました。48の願いをかけられ、たくさんの挫折に遭遇しながらも理想を心に抱き続けた仏さまの願い。いきいきと生きよう。差別することない、人を大切にする世界ができることを心から願われた仏さまは、どんな私たちでもお救いしてくださるとおっしゃっています。
 しかし、アメリカファースト、イギリスのEU離脱、コロナウイルスでの差別的行為。どうしても自分中心という考えが、国をあげ、世界をあげ進んでいるように感じます。世界は幼稚化している。そう述べている人もいます。それでも自分が自分がと我を先にしてしまう自分の弱さを自覚しながらも、心に理想を抱き、諦めることなく生き続けることの大切さを考えさせられました。

 また、本校の学園長先生が生前いつもおっしゃっていた、鈴木大拙さんの「O Wonderful」の一節をお話しくださいました。学園長先生のお声やお話しくださったあの活き活きとしたお姿を思い出し、この人生の今を生きているという奇跡に感謝したいと感じました。

 そのあと京都府の真宗佛光寺派 大行寺住職の英月(えいげつ)先生をお招きして、「あなたがあなたのままで輝く」という題目でご講話を頂きました。終始明るく楽しい、パワフルなお話でした。アメリカへ行かれた秘密話から「私を私に変える」という、分かりやすい言葉で仏教の教えをいただきました。炭のように真っ黒な私でも、仏様の慈愛をうけ光り輝き、そして炭のまま命を全うする。私たち自身はドーナツの空洞の部分であり、その空洞はそのまま取り出すことはできません。ドーナツの部分があるからこそ、空洞が存在する。わたしたちの周りに存在するすべてのものに意味があり、挫折することも、喜び合うことも、周りがあるからわたしは存在できるのだと。だからこそ自分自身を見つめ、考えさせられて前へ進むことができるのだと。最後には、これから先「もう、あかん」と思うことがたくさん起こる。「この道も あの道も 行き詰った もう、道がない と思うけど 行き詰るのは 私の思い 道は必ず、ある」という言葉で勇気づけていただきました。

 大変貴重な時間となりました。

(*2月22日は聖徳太子のご命日にあたり、聖徳太子の仏教精神を基盤にしている本校では毎年この日に合わせて法要を開催しています。)