About JIN-AI仁愛について

校長挨拶

仁愛女子高等学校 校長 禿了修

仁愛女子高等学校

校長 禿了修とく りょうしゅう

仁と愛を兼ねて済う

若い世代による犯罪が急増し、青少年の心の教育が問われています。
その背景には、家庭や学校も含む社会全体における温かい人間関係が崩れ、いのちの大切さが見失われていることが深く関係しています。
そんな時代の中で、私は我が校名の由来となる『仁愛兼済』の心がますます大切になってきていることを強く感じています。『仁愛兼済』とは『仁と愛を兼ねて済う』という意味で、『仁』は「二人」という文字が示すように、人間はひとりでは生きていけないという支え合う人間関係を、『愛』は人間だけにとどまらず、すべての生命に向けられた敬愛の心を表し、あわせて「相手を思いやる心」を意味するものです。

この『仁愛兼済』の精神は女子教育だけでなく、すべての教育の基本原理だと言えるでしょう。
私たちは生徒たちが学校生活を通してこの『仁愛』の精神に触れることで、これからの人生をより良く生きる心の力を身につけてほしいと考えています。
それは「夢」や「希望」を持つということ。このような思いを抱くことができた生徒たちは、将来に向けて自分が何をすべきか、己れの進むべき道を早い時期に見つけることができるでしょう。
ただし「夢」や「希望」は、自分の好き勝手にするということではありません。
だからこそ私たちは生徒たちに『仁愛』の種を蒔き続けることで、いつか彼女たちの心に本当の「希望」や「夢」が芽生え育っていくことを念じているのです。
「この学園を命の花園にしていきたい」‥歴代校長の想いを受け継ぎ、 仁愛女子高等学校は一人ひとりの個性が未来に花咲くお手伝いをしています。